【Russia】祝・シルクロードの宝物、エルミタージュで発見!
でん、正面です。
エルミタージュ美術館は、
メインのごってり系宮殿と、モダンな新館の2館に別れ、とにかく 1日で見切れません。
今回、私たちは2日にわけて展示を見てきました。
どちらも順路はなく、サインもわかりずらく、迷子になりますがそれもまた乙。
私のみたいエリアにはいつ頃ぶつかるのか?
チケットを購入して中に入ると入口は右と左に2つ、
時間や見たいものが絞られている人は必ず確認をしてから入口を選びましょう。
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メインのデカい宮殿:
★1F <博物館的要素>
エジプトからギリシャ、ローマを皮切りに 世界の各文明の遺跡から発掘された宝物・作品
下記の年表でいう、左端の古代~中世最初までを展示してます。
まずはエジプトの古代文明からスタート。圧巻!
そしてギリシャ文明~ヘレニズムの部屋へ
NIKE好きのみなさん、こちらが元ネタの女神ですよ~
トルクメニスタン出土、Perfumeと名付けた
この辺からがエルミタージュ美術館の真骨頂。他の博物館や美術館にない、
中央アジアや、シベリアの遺跡で発掘されたものも見ることができます。
ここからが私の本命!!!
4年前のシルクロード旅の宝物と遭遇だ!
4年前にシルクロードを中国から横断したとき、ヨーロッパとアジアの境目を探しに
東から西へ一人旅している最中に、
ウズベキスタンにある真ん中の黄色いエリア「ヒヴァ」に行ったときのこと、
そこでローマ帝国時代に存在した砂漠のオアシスにある王国の遺跡アヤズカラとトプラクカラを
見に行ったのですが、資料館などなにもなく、タクシーの運転手は英語ができない。
発掘されたものはすべて「ロシアのエルミタージュ美術館にあるよ」と
後日ウズベキスタンのおっちゃんに言われ、
「なぬ、ロシアにいかないと見れないんかい!」となったのですが・・・・
とうとうロシアに見に来たよ、あの頃の私よ!
トプラクカラってかいてある!!!!3世紀~4世紀のものって!
ここからでてきたんだねー!
そしてでてきた!中国から渡ってきた漢字の何か!!!(何かはわからない)
悲願達成に、やったー!!!と思わず両手を上げる日本人
ウズベキスタンの器。今と変わらない柄。
うんうん、ロシア語で書いてあるけどシルクロードの図だよねー!
当時伝わったとされるアジアの布たち。
トルクメニスタン~ウズベキスタンは「文化の山」と言われ、
当時はキリスト教~仏教~イスラムの世界から集まった
商人や旅人が商品だけでなく、アイディアや国の噂などの情報までも
売買・交換されていたそうな。楽しそう・・・!
中国から渡った絹の服。
丁寧に保管してくれていた人、ありがとう!
なんでウズベキスタンにないんだ!という気持ちもあったけれど、
ここまでコレクション、研究、説明されると何も言えない。
いよいよメイン!
★2F <キリスト的世界と王族>
ルネサンス以降のヨーロッパ宗教画 オランダ写実派 女王の超豪華な間や庭、舞踏会会場など
天下のレオナルドダヴィンチ。
レンブラント
(有名なダナエは発見できなかったけど、まぁ良しとしよう)
★3F <オリエンタル世界と通貨>
日本美術まとめ
中国~中国辺境美術まとめ
新館:
★1F~4F
アフリカのアートから19世紀~印象派の作品、 ロシア王族の宝石、装飾品や服や調度品
デコラティブな宮殿とは異なり、新館はモダン。
1800年以降の絵画が集まってます
ルノアール
ゴッホ
ゴーギャン
次から次へと名画がでてきて笑えます
美しい調度品、こちらの新館でも展示
元参謀本部だった建物を新館にしてるそう
徳川葵紋の日本刀も・・・!
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と、かなりはしょって紹介していますが、
2日共オーディオガイドなし、
興味のない部屋はスルスル~と駆け抜けているので
しっかり見るならば、3日空けておきましょー!
ブログとか見てると「1日で回りました♪」とか書いてる人いるけど、
人間の集中力と体力には限界があるかつ、
凄まじいパワーでインプットさせてくる絵画ばかりなので、
詰め込みすぎはもったいないYO!
いくなら絶対複数日!これ鉄則!
2日に分けても、メインの宮殿、5時間ぶっ通しは、
頭の中の情報量多すぎて、ベッドに倒れこむほど消耗しました。笑
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