【Russia】エルミタージュ美術館で感じたこと・ロシア民族博物館へ!


今回私が一番長い時間作品の前にたったのは、 この作品。
ロシアの作家「カンディンスキー」の前。
 さすがのロシア人、思わず立ち止まってしまう、
展示の最後、素晴らしい位置に飾られていました。

エジプトなどの各古代文明からはじまって、ルネサンスの宗教画、貴族的世界から写実画、
そして印象派から、この抽象画へ・・・と美術の歴史を一気に体感できたエルミタージュ。

アンリマティス。音楽とダンスⅡ 名画の部屋がガラガラという贅沢

新館の20世紀のアートがルネサンスの宗教画見ているより、
初めてでも「おお!」となる作品が多く楽しかったでsy。


  
 そして今回1番考えたのは3F、日本の美術紹介の部屋。 


甲冑、日本刀、女子の櫛 江戸時代の浮世絵、能のお面などがコレクション
 小さいスペースながらギュッと日本の文化がわかりやすく展示されていて
エルミタージュのキュレーションとコレクション力に「やられた・・・」 と思いました。 

どこからどうやってここにたどり着いたのだろう。

 「日本はどの美術館が有名?どこがおすすめ?」
ロシアではクラブで話していてもこの質問されることが多く、
文化レベルの高い質問だぜ・・・とされる度に
私は(あの作品はあそこだし、あの仏像京都だし・・・)と
 上手に答えられずにいたのですが、  

 なぜ日本は「大日本美術館」(仮)作らなかったん・・・・

世界中にちらばっている日本の名画、浮世絵、美術品を買い戻して、
日本美術の歴史の流れとか近代日本の美術についてとか
パッとわかりやすく海外の人々に披露する場所があれば、 どれだけ素晴らしいか・・・。
日本人もどれだけ自国の文化を理解できるか。  


とりあえず東京からめちゃ遠いけど足立美術館と京都を薦めておいた・・・。

ということで、エルミタージュ美術で人類の財産と
彼らのキュレーションを目の当たりにしてきました。本当にすごかった。
人生でもうこの体験ができないと思うと悲しい。



是非「行ってみたい!」という人は、90分の作品をワンカットでエルミタージュ美術館で収録した

アレクサンドル・ソクーロフによる「エルミタージュ幻想」という映画をDVDで見てから、
現地へ行くことを推奨します!貸しますよ!

エルミタージュ美術館に迷い込み、部屋の扉を開けていくと、
その度に、違う時代にタイムスリップする映画なのですが「おお!この部屋だ!」と
めちゃくちゃ感動できます。 この映画の二条城 ver作りたいくらい。

 

そしてエルミタージュ美術館の新館を見た後は、ロシア民族博物館に行ってきました。



リアルit's small world 
   
その地域の人たちが昔はどう暮らしていたのか?を 再現してくれている博物館。

半分以上が英語化されていないものの 言葉がわからなくても楽しい!
「モルドバ人の暮らし」「アゼルバイジャン人の暮らし」など

日本では見られないような貴重なフォークロア世界をのぞいてきました。 

■フィンランド、スオミ系の人々の暮らし 
 ■中央アジア系の暮らし 
 ■ユダヤ系の暮らし
 ■ウクライナ系の暮らし
 ■マケドニア系の暮らし 

無理やりロシアやソヴィエトにされた国も多くあり、
今でもうまくいっていない地域も多いのでしょうが、
ここでは大きなロシア共和国連邦の1つ。


 今回ロシアに来て、何度もGoogle mapを開き、
「ここがベラルーシか」と確認するほど、
なかなか日本人には馴染みの薄いロシア界隈の国々。


 30歳を超えて、日本社会では大人扱いされるようになっても、
まだまだ世界にでれば知らないことばかり。 新しい都市に着くたびに、
新しい知識が体に入ってきて、 「あーこれがしたかったんだ」と旅に出ている喜びを感じてます。


ある夜は、船に乗って、サンクトペテルブルクの町並みも観光。

港に面して建つエルミタージュ美術館を海側から眺めることができました。



「なんで?」は1日3回まで。

幼稚園の頃に母子2人、ヨーロッパを1か月、 宿予約なしで放浪したのをきっかけに シルクロードを1人で横断したり、DJしたり、 飛行機乗り遅れたり、4年に一度旅にでることをライフワークとする旅人(通算42カ国) 小さい頃、「なんで空は青いの?」的な質問を親にしまくり、 【”なんで”は1日3回まで!】と母に怒られるほど、好奇心が旺盛。 DJでオーガナイザー。企画の手伝いや、文章も書きます。

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