【38か国目】ヘルシンキクラブ30年展にチームラボ。民度の高い国へようこそ。
3時間でヘルシンキに到着した瞬間。
通貨がEUROに、看板は英語とフィンランド語とピクトグラムに、
ロシアにはほとんどいなかった黒人~インド系、ムスリムが増え、
逆に中央アジア系、モンゴリアンはいなくなり、
また違った人種のサラダボウル感!
まず第一の印象が「看板が読める~~~!!!」
キリル文字がいなくなってちょっぴり寂しい。
そしてロシア滞在中で4人くらいしか見なかった日本人を
ヘルシンキに到着した1日だけで、30人くらい見かけ、
「おおお・・・なんだなんだ」とお腹いっぱいに。
▼Amosrex
中央駅に到着し、荷物をロッカーに入れ、歩くことたった3分で美術館に到着!
リニューアルオープンした巨大地下美術館"Amosrex"
今回のオープン一発目の展示をチームラボが担当、新作披露!ということで
近くのサンクトペテルブルクまで来ているので、オープンして2日の展示に立ち寄りました。
チケットは大人1800円となかなかの値段なのですが平日ながら行列。
我々は待っていてくれたスタッフと合流し、するするーっと入場。
関係者のみんな大変だったろうな・・・と裏側のことを思いながらも、
ヘルシンキのみなさんが静かに、携帯もださずにゆっくりと
水の流れや映像を目で追いかけている様子を見て、新鮮な気持ちに。
(中国や日本だと全員携帯だして、モニターごしに作品を見ていることが多いもので・・)
祝、スカンジナビア初展示!
▼Helsinki City Museum
ちょっと頭が仕事モードに戻ってしまったので、そのまま歩いて、
ヘルシンキ市民美術館にて
[HELSINKI CLUBBING – 30 YEARS OF SMOKE AND STROBE]
と題された無料展示を見に行くことに。
展示室は小さいながらも、ヘルシンキのクラブカルチャーとその歴史を作った歴代のクラブの
紹介、
モニターを選択してそのクラブを象徴する曲をヘッドホンで聴け、
80s後半~90s前半のパーティー写真や、今に至るまでを紹介。
中にはDJブースもあり、街のど真ん中の
市民ミュージアムでこんな展示が行われるの・・・・
と
文化レベルの高さとヘルシンキの寛容さを垣間見る。
日本だったら誰がキュレーターでどこでできるだろうか。
小さな子供が走り回ったり、ヘッドホンして遊んだりしてましたよ!
▼Helsinki Arm Museum
こちらは長期間Grafiti展を開催。 グラフティはただの落書きか?アートか?
何十年も議論され、 日本の水戸芸術館で日本初のグラフティ展が 開催されたときには
多くのクレームが殺到してましたが、 こちらはきっとそんなこと起きていないでしょう
▼宿泊 さすが北欧。
いきなり物価が高い!
ドミトリー18人部屋という学生ぶりな宿泊をするも、
それでも一泊1名3000円!(ノボシビルスク600円)
ロシアではこの金額で素敵なアパートにステイできたのに・・・涙
ということで夜は自炊。そして、他の宿泊メンバーもほぼ自炊。笑
出汁スープできしめん茹でて、
想像以上に静かで快適な夜を過ごしました。
▼働き方改革 with MY ボス
そして翌日は同じくAmosrexの美術館を視察しにきており、
今回長期休暇取得を許してくれた
私のチームのボスとヘルシンキのマリメッコで待ち合わせて、ムーミンカフェでお茶。
そして持ってきたけど不要だった荷物&サンクトペテルブルクで購入した
冬物の重たいコートを日本に持って帰ってもらいましたw
そしてその代わりに急きょ翌週、ハンガリーのブタペストに出張で行くことに・・・。
でも、休暇中にフィンランドでMTGができるなんて最高。
みんながもっともっとこうやって自由に休めるようになりますように。
文句を言うのは簡単。
どうやったらそれが実現できるか考えて、行動にうつせたら
きっともっと素敵な人生に。
ねっムーミン!
▼フェリーで国境越え!
フェリー乗り場も美しー!!!
今回は後ろの予定がつまってしまっていて、弾丸ロシア脱出&ヘルシンキ立ち寄りとなったため、
森もサンタクロースもサウナ体験も出来ずでしたが、
"可愛い"と評判のタリンで一泊し、 DJをする予定のあるラトヴィア"リガ"を目指します。
★一番素敵だと思ったこと
美術館すぐ横の、船のようなスーパーシンプルな教会。
「宗教施設」は常に威厳を保つために、
ものすごい時間をかけてゴテゴテとした装飾と設計をしてくる歴史が何百年も続いてきたはずなのに、ヘルシンキのこの教会は究極のミニマル。
これぞピュアで美しい本来の宗教施設の姿なんじゃないかって思った。
そして他の宗教を信じている人にもきちんと配慮されている感じがする。
短い滞在ながら、クラブカルチャーを美術館で展示、日本のデジタルアートの会社を起用、
グラフティ展開催、そしてこの教会と
”フィンランド”というスウェーデンとロシアに挟まれて大変な思いをしてきた国だからこそできる
「大人の中立国的姿」をしっかりと感じることができました。
キートス!フィンランド~!
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