【武漢】ザリガニとスピーチとバブリーなクラブ

前回のblogに続き武漢編です。

なんで今回の出張がこんなバタバタしていたかって、
急きょ記者会見でスピーチすることになったから。


なぜ私なのか?、なぜこんな小娘がきたのか?と双方で感じていたと思う・・・。
記者会見は緊張につぐ緊張でしたが、スタートしてしまえば、するするっと終わる。



武漢の名物"ザリガニ"

記者会見のあとは、武漢のスタッフたちと深センの仲良しクライアントに連れられ、

名物の「ザリガニ」を食べさせてもらう。

ザリガニといえば、夏のスウェーデンの名物。
私は小学生の頃に現地で食べた記憶があり、ザリガニ解禁に大喜びする彼らを見て、

「スウェーデン人はザリガニ好きすぎ。」と頭にインプットされていたのですが、
小学生ぶりに出会ったザリガニ。

今回の武漢では、町の繁華街でよくザリガニのオブジェや看板を見かけます。
最初は川海老かと思ってましたが、とにかくザリガニ料理が有名な街なんだそう。

日本人だと(げぇ)となりますが、食べてみるとめちゃ旨!!!!
もくもくと剥いて食べる姿は、もはや蟹!


山椒でシビれる辛さのソースが、ぷりっとした身とベストマッチでした。
海老のような蟹ような・・・ああ美味。また食べたい!


とんでもないクラブ”SPACE”

http://www.wh-space.com/

「武漢にちょうやばいクラブがあるんですよ!」という噂、

武漢に来る前から後輩女子2~3名から聞いてはいました。

何がすごいって超バブリー!
勢いが半端じゃない!

と。


今回せっかくなのでクライアントに連れてってよ、とお願いして、
夕方ご飯を食べてから合流して向かうことに。

↑結果がこれです。
設備投資いくらかかってんねん。。。

80年代後半のバブル
   ×
90年代の原宿ストリートカルチャー
   ×
2010年代の最新デジタルテクノロジー 

日本が30年かけて成長してきたのみ、
現在の中国では、すべてが
同時進行で起きている!!!


私の中ではもう、「武漢」=「すんごいクラブ」

ということで、多くの文字を割いていきたいと思います。


■平日深夜に溢れかえる若者

中国内陸を代表する大都市である「武漢」は、学生の街。
いい大学が多い場所とのことで、20歳~23歳くらいのチャラそうな若者が
平日からSPACEに大集結しています。すごい熱気!!!

中国女性の可愛さは、言わずものがなだけど、
今まで私がいったことのある4年前の上海、3年前の台北のクラブよりも、
目に見えて中国男子のお洒落レベルがあがっている。

K-POP系からおしゃストリートにB-BOYまで
頑張ってめかしこんでいる男の子がたくさんいる!
F4みたいな子たちがVIP席でシャンパン飲んでる!ドキドキ!



■ド派手すぎて笑う!
世界NO.1クラスのエンタメ空間

鞄と上着をクロークに預け、メインフロアーにいく瞬間。
これが初めてのクラブで一番わくわくする時。

聴こえる爆音と共に広がるフロアーは、天井高が渋谷のWOMBより高く、

フロアの広さは、新木場agehaをもっと長方形にした超デカ箱。

そしてVIPエリアがフロア内にめちゃたくさんあって全然踊るスペースがない。

BARエリアもすごい。
この照明、よく見ると全~部,Absolut Vodkaの空瓶でできている!!

なんてスポンサー思いのBARなんだ・・・


これ日本でもやりたいなぁ(ニヤニヤ)とか思いつつ、

お酒をぐいっと飲んで、いざ!熱気ムンムンのフロアーへ。


DJブース前はギュウギュウのお立ち台。

「こっち来てきて!」と可愛いクライアント女子に手をひかれていくと

ここでもびっくり。

【足元がトランポリンになっとるやないかーい!】


わっかりやすいEDMが流れている時だったので、

どかーんと盛り上がった瞬間に、トランポリンエリアにいる皆が

一斉に飛び跳ねて、私はグラスのお酒こぼしました。

そうブースの前の床はぽよっんぽよん。
誰かがジャンプすれば、周りにいる人の床も揺れる揺れる。

誰が考えたんだろう!そして誰がOKしたんだろう!

DJが盛り上げれば盛り上げるほど、汗だくになります。


■平日から散財するお金持ち達。


お立ち台とトランポリンで、むちゃんこ盛り上がるブース前から

フロアの後ろを見ると、だんだん畑になっていて、
その段段はすべてVIPスペースになっています。

そして、すでに泥酔状態の女子たちがソファや机の上にのり(!)

思い思いに踊っているのですが、驚くほど可愛い。
トランポリンで汗だくになっている女性たちとは違う人種だ。

↑セクシーダンサーズもフロア近くではなく、VIPのほうで最初踊ってた。
太ももにがっつりTatooとか入っている。そして、まじ可愛い。

こんなにキレイな女の子たちが楽しそうに踊っている姿が見られるなんて、
もうクラブに興味なくても、EDMで踊る女の子を見に来た方がいいという話。

VIPテーブルには1本いくらするのか不明なシャンパンが1本、2本と空いており、
見た感じから「THE金持ち」な大人男性や外国人男性がにやにや。


今までもこれからも人生最強そうな、美形お金持ち男子達と美女が
平日の夜から大騒ぎ。

日本のように人目のつかない場所にVIPルームがあるのではなく、

あえて人目の着く場所で「俺らは金もってて、こんなに楽しく遊んでるゼイ」という

気持ちいくらいの成金イズム・・・・・

これぞバブルですね。あれみれば、学生も頑張って企業する気になるわ。


ちなみにシャンパン頼むと光るシャンパンをもった男性たちが

大名行列のように列をなして登場し、盛り上げてくれ、

踊った後に、いくらかシャンパン買うとさっきのセクシーギャルが
踊りにきてくれるらしい。そりゃ男性陣も頑張っちゃうよね。(平日だぞ、おい)


庶民でも楽しい演出は、深い時間まで続く


・とめどなく続くLEDの演出

・光るLEDめがねを売り子が移動販売

・VIP席用に光るシーシャの販売

・DJだけでなくMCが常に煽る

・白いビーチボールも投下

・迷彩服の店員がたまに出現。

 バズーカで紙吹雪砲を曲にあわせて打ち上げる

 (その紙吹雪を掃除のおばちゃんがフロアを巡回しながら永遠に掃いている)

・フロアで店員さんがフリーで煙草を配布

 (そのイベント?のたばこを配っていたように思う。

  危なかったらどうしようと思いながら1本吸ったらめちゃくちゃまずかったw)


前方で金をばらまくVIPをものともせず踊る若い子たちは、

SupremeやBathing Apeのロゴがわかりやすく入ったTシャツをきた男女が多く、

女の子はLサイズのメンズTをぶかぶかに来るのが流行の模様。

「パンツみえそ・・・あ、ショートパンツはいてんだ」みたいな

Smartの「ちんかめ」を思い出す女の子が多かったです。

VIP席のエレガント女子とは違う可愛さ。

そして前方とVIPの間の通路では、VIPに知り合いたい露出多めの女子が並びます。

「若さ」と「可愛さ」を武器に、お金持ち男子をGETしてのし上がりたい!

というギラギラ女子はどこの世界にもいるもんですね。

田舎っぽーい、泥酔気味の男子が可愛い友人をナンパしていて、

周りのも苦笑。

こういう「身の程わきまえろよ、お前」男子もどこの世界にもいます


話す言葉が違うだけで、時代や場所が違おうと

本質的には人間がやっていることはどこでも一緒なんだと痛感。


■やってもた!携帯紛失の巻。

翌朝早い飛行機なのに、気づいたらべろべろになっていた私。

あれ・・・携帯がない!!!!!


探すもない。警備員室にいってもない。

あきらめて、もう火鍋最後に食べて帰ろうぜ・・・となったら、
「あったよ!」とJayに電話が。


武漢のクラブ、最高か!!!!

一緒に探してくれたみんなありがとう。

そして私は翌朝の飛行機をわずかのところで乗り過ごし、
空き時間ではプライオリティカードラウンジでシャワーを浴び、充電をし、軽食を食べ、
香港経由で帰り、
そのままゴールデンウィークに突入するのでした。

「なんで?」は1日3回まで。

幼稚園の頃に母子2人、ヨーロッパを1か月、 宿予約なしで放浪したのをきっかけに シルクロードを1人で横断したり、DJしたり、 飛行機乗り遅れたり、4年に一度旅にでることをライフワークとする旅人(通算42カ国) 小さい頃、「なんで空は青いの?」的な質問を親にしまくり、 【”なんで”は1日3回まで!】と母に怒られるほど、好奇心が旺盛。 DJでオーガナイザー。企画の手伝いや、文章も書きます。

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